ジェーン・トーヴィル&クリストファー・ディーン(イギリス)

8384シーズンFS「ボレロ」(振付:ジェーン・トーヴィル&クリストファー・ディーン)

http://www.youtube.com/watch?v=t2zbbN4OL98&feature=player_detailpage

 とりあえず、アイスダンスファンならこれは外してはいかんのではないか、と。今観ても、何度でも斬新ですよね。そしてまた、「ボレロ」という音楽をここまで表現し切ったプログラムも無いですし。

 

 

トレイシー・ウィルソン&ロバート・マッコール(カナダ)

8788シーズンFD「ラグタイム」

http://www.youtube.com/watch?v=GWO4eG_EwG8&feature=player_detailpage

 ステップという技術はこんなにシンプルで、奥深くて、楽しい。そのことを教えてくれる、忘れ難い名演の一つです。この時代のアイスダンスは、シンプルすぎて今観ても地味なだけの組がたくさん居ましたが、上位の組の演技はどれも圧巻だったなと思います。

 

 

マリナ・クリモワ&セルゲイ・ポノマレンコ(ソ連)

8788シーズンFD「ビートルズ・メドレー」(振付:ナタリア・デュボワ)

http://www.youtube.com/watch?v=acXA79rFf8c&feature=player_detailpage

9192シーズンFDG線上のアリア/トッカータとフーガ」(振付:タチアナ・タラソワ)

http://www.youtube.com/watch?v=dnvBMefCngc&feature=player_detailpage

 たった4年の歳月で、アイスダンスという競技がどれだけ激変したかを物語る2作かも。88年のビートルズは、水のように澄み渡った雰囲気と、1点の澱みも衒いも無いクリアな技術だけで作られたステップの佳作。4年後、彼らが頂点を極めた時の演技は、その技術を惜しみなく使った、斬新なムーヴメント。荘厳で、祈りに似ています。そしてこれを滑るクリモワは、歴代最も美しいアイスダンス・チャンピオンだと思う。

 

 

エリザベス・パンサラン&ジェロ―ド・スワロー(アメリカ)

9798シーズンFD「ピアソラへのオマージュ」(振付:イゴール・シェピルバンド)

http://www.youtube.com/watch?v=LqvN2SSZgHo&feature=player_detailpage

 長野五輪のシーズンの作品賞は、実はこれなんです。極めてシンプル。殺ぎ落とされ、研ぎ澄まされた美しきステップワークで描かれたタンゴですね。2人の関係性、間に流れている濃密な空気まで美味しい逸品です。

 

 

ガリト・チャイト&セルゲイ・サフノフスキー(イスラエル)

0102シーズンFD「ユダヤ民謡」(振付:ナタリア・デュボワ)

http://www.youtube.com/watch?v=ek7HVicaK_o&feature=player_detailpage

 本当は彼らの作品で1番好きなのは、0203シーズンの世界選手権で滑っていた「パガニーニ変奏曲」の改訂版なんですが(我ながらピンポイントだこと)、見つからなかったので、演技として完成度の高いもので。あくの強い、美味しい脇役カップルだったと思いますが、彼らの高速ステップワークは、いつ観ていても楽しかったです。

 

 

タチアナ・ナフカ&ロマン・コストマロフ(ロシア)

0203シーズンODMy Sweet & Tender Beast/マーチ」(振付:アレクサンドル・ズーリン)

http://www.youtube.com/watch?v=LOHhN-mqIXI&feature=player_detailpage

0304シーズンEX「オースティン・パワーズ」(振付:アレクサンドル・ズーリン)

http://www.youtube.com/watch?v=_AFsHJB08Ls&feature=player_detailpage

0405シーズンODSing Sing Sing Fever」(振付:タチアナ・ドルシニナ)

http://www.youtube.com/watch?v=9IXWCNNwZHM&feature=player_detailpage

 けっこう邪道なセレクト?最も背徳的な香りがする作品と、最も反則だと思う作品と、最もゴージャスさが際立つ作品というラインナップなんですが。因みに私はかつてこの目でナフカを観た時、その後ろ姿から立ち上る美人オーラに圧倒されましたが、彼女だから、「オースティン・パワーズ」のあの衣装を着ても犯罪にならないんですよね。そういう意味で、反則。そして彼らはおバカ系も似合うと思うので、そういうのを1作入れておきたかったという意味でも。

 

 

タニス・ベルビン&ベンジャミン・アゴスト(アメリカ)

0506シーズンODLet’s Get Loud」(振付:イゴール・シェピルバンド)

http://www.youtube.com/watch?v=ewIqfjh1qvY&feature=player_detailpage

0304シーズンOD「ウェスタン・ダンス」(振付:イゴール・シェピルバンド)

http://www.youtube.com/watch?v=2Y9p4db21H0&feature=player_detailpage

 彼らは、FDに関してはけっこうハズレが多かった印象があります。ただODは良いものが多かった。お洒落で華やかなラテンは、タニス嬢の美貌が炸裂している印象有。帽子技が見事なウェスタンは、ダサいようで可愛いですね。こちらはベンジャミンのキャラクターが活きていると思う。

 

 

エカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロヴィヨフ(ロシア)

0809シーズンOD「フォックストロット/クイックステップ」

http://www.youtube.com/watch?v=fP1-wJaVFog&feature=player_detailpage

0809シーズンFD「ロミオとジュリエット」

http://www.youtube.com/watch?v=6ii80--DH3U&feature=player_detailpage

1516シーズンFS「アンナ・カレーニナ」(振付:アレクサンドル・ズーリン)

https://www.youtube.com/watch?v=Jt1WXIah7Dw

 初めて観た瞬間に一目惚れしたカップルです。私の大好きなザ・ロシア。ラインの美しさが水際立っていて、同時にとても可愛らしくて。そんな彼らの、決して駆け足ではないけれど、着実ではある成長を、いつも楽しみに見守っています。

 

 

エレーナ・イリニク&ニキータ・カツァラポフ(ロシア)

1011シーズンOD「ワルツ/タンゴ」(振付:アレクサンドル・ズーリン)

http://www.youtube.com/watch?v=hNp0rhnhzCc&feature=player_detailpage

1314シーズンFD「白鳥の湖」(振付:ニコライ・モロゾフ)

http://www.youtube.com/watch?v=u6jLPwNIDbA&feature=player_detailpage

崩れ落ちていきそうなデカダンスの雰囲気を感じさせるワルツは、流石ロシア。そして、ちゃきちゃきして歯切れの良いタンゴでは、エレーナのキャラクターが活きています。もうひとつは、白鳥、というか「黒鳥」ですね。悪と悪のカップリングという外連味、それでもあくまで優雅なロシア・ダンス。堪能しました。

 

 

ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ(カナダ)

1112シーズンFD「病の果て」(振付:パスクァーレ・カメレンゴ)

https://www.youtube.com/watch?v=_fchvDqT5xo

 地味に傑作だと思います。それほど独創的な動きはしていないんだけど、二人が向き合った、その関係性が既にドラマを孕んでいる。そして、ヴォーカル曲をそのまま使った作品ですが、組み込まれた動きのすべてに無理が無い。音楽に合っていることもそうですが、無理やりドラマにしようとした形跡もまた無いんですね。音楽に合わせて、丁寧にステップを踏む。そのことを通して、劇的な音楽を見事に表現しています。

 

 

ペニー・クームス&ニコラス・バックランド(イギリス)

1314シーズンFDIMMORTAL

https://www.youtube.com/watch?v=HP3ik57bqCs&feature=player_detailpage

 記憶にある中で、最も身長差が大きいアイスダンスカップルですが、違和感を感じたことはありません。いつも動きがきびきびとしていて、ポジションが明瞭で、見ていてとても楽しい。アイデアが光っていて、飽きない。これはその粋だと思います。

 

 

ヴィクトリア・シニツィナ&ニキータ・カツァラポフ(ロシア)

1516シーズンSD「白鳥の湖」(振付:マリナ・ズエワ)

https://www.youtube.com/watch?v=K9HKzYnWtbA

 これがワルツ、これがロシア、これがアイスダンス。すべてが私の好みの直球ど真ん中を射抜きました。ニキータがパートナーチェンジをした時は随分心配したものですが、彼女との方が正統派の見せ方が出来て、彼の秀でた部分が見せやすいかも。何よりも、優雅で華やかで、立っているだけで美しい。溜息が止まりません。

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