全体的にキャラクテールがかった振り付けが面白く、特に横向きに隊列を組んだ時の動きが興味深かったです。根拠は無いけどバレエ・リュスの作品っていうこう印象なのかな、という感じがしました。ラトマンスキーは優れた振付家で、ボリショイでキープしておきたかったとは思うのですが、コリオグラファーである彼を、あれほどの看板の下に縛り付けておくのは不可能だったかも、とも思います。毎年これほどの作品を制作出来るわけじゃないでしょうし、グリゴローヴィチ作品の方が、どうしたって重んじられるでしょうから。

とりあえずサーヴィンがいいですよね!オシポワとワシーリエフは、踊りは凄かったけどストーリー的には何をしているかよくわからなかった。その点、サーヴィンとカプツォーワのカップルは、全面的に見所があって良かったと思います。

カプツォーワはここ数年、とにかく美しい。たたずまいから指先、目線まで姫。

オシポワは、ストーリー的にこの程度の演技になってしまうのは仕方ないとして、素晴らしいジャンパーですよね。でも、技術はしっかりしていて、型をとっても綺麗。ワシーリエフは、まだちょっと発展途上感が残ったかな。

あとは…「バヤデルカ」の時に期待していたヴィクティミロフにちゃんと役がついていて嬉しかった。クレフツォフやヤーニン、マルハシャンツなどの懐かしい面々が要所を締めているのがまた嬉しかった。

内容の濃い上演で、面白かったです。

キャスト
ジャンヌ:ナタリア・オシポワ  ジェローム:デニス・サーヴィン
フィリップ:イワン・ワシーリエフ  アデリーヌ:ニーナ・カプツォーワ
ボールガール公爵:ユーリ・クレフツォフ  
ミレイユ・ド・ポワチエ:アンナ・アントニチェワ  アントアーヌ・ミストラル:ルスラン・スクヴォルツォフ
ジャルカス:ユリアナ・マルハシャンツ  ジルベール:ヴィタリー・ヴィクティミロフ
ルイ16世:ゲンナジー・ヤーニン  マリー・アントワネット:オリガ・スヴォロワ
ガスパール:アレクサンドル・ペトゥホフ  リュシル:エフゲーニャ・ヴォロチコワ
アムール:エカテリーナ・クリサノワ  花嫁の亡霊:ヴィクトリア・オシポワ
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