スザンナ・ポイキオ

【主な成績】

06トリノ五輪13位、0507世界選手権8位、05欧州選手権2

 

身体のどこにも力みが無くて、無理なことを一切しない、地味だけど非常に気持ちよい滑りをするスケーターです。身体中のいたるところにクッションがあって、小分けに衝撃を吸収しながら滑っているような、ナチュラルなスケーティング。良くも悪くもそれが最大の持ち味で、演技も技も地味ですが、それがまた、彼女の持っている清楚で穏やかな雰囲気ともハマっていて、ただ観ていて安心出来る。シンプルで飾りの無いものもまた美しいと、彼女を観ていて思います。

 

 

03-04シーズン

SP「ヘンリー8世」、FS「ガーシュウィンのピアノ協奏曲」、EX「二都物語」

 最初に彼女のことを観たのは、このシーズンのNHK杯でした。古雅な印象のSP、快活なFSEXまでオーソドックスな作品群でしたが、何となく目を離せない滑りだな、というのが最初の印象です。

(振付:ヘンリック・ワレンティン)

 

FS:http://www.youtube.com/watch?v=ZpnHmQEk-fU&feature=player_detailpage&list=PLEF1886C738ECB000

 

 

04-05シーズン

SP「ヘンリー8世」、FS「ロミオとジュリエット」、EXA Dream Worth Keeping

 このFSが、一応彼女の代表作になるんでしょうか。成績の上でもそうですが、個人的に選んでもやはりこれですね。特に後半、曲が「愛のテーマ」になってからが、似合うことと言ったら無いですから。古風で清楚でとても優しい。言ってしまったらオリビア・ハッセーな空気を自然に纏って滑っていましたから。特にスパイラルが美しかった。

(振付:ヘンリック・ワレンティン)

 

FShttps://www.youtube.com/watch?v=6SKfjzW_oxg

EXhttp://www.youtube.com/watch?v=_FvyrxY9K6U&feature=player_detailpage

 

 

06-07シーズン

SPONE」、FS「ミュンヘン」

 SPは多分、フィギュア史上最も穏やかに演じられたメタリカでしょう。それでも彼女の中では男前な方に入るんですけどね。オーソドックスだけど観ていて気持ち良い、いつもの彼女の演技です。FSは静謐でシリアスな音楽に合わせて、山場も無く4分間切々と演じ続ける作品です。つまり難易度はとても高い!彼女に出来たのは、滑りがスムーズで4分間滞ることが無かったから、だと思います。

 

SPhttp://www.youtube.com/watch?v=3g7xEf_WhUs&feature=player_detailpage

FShttp://www.youtube.com/watch?v=5bIM6h8e1uE&feature=player_detailpage

 

 

08-09シーズン

SP「リールーズ・トーン」、FS「ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番」、EX「悲歌」

 キャリア最後のハイライトになるシーズンです。彼女から最も「強さ」を感じたシーズンでもありました。キャッチーかつ叙情的な音楽を使ったSPは、比較的「いつもの彼女」でしたが、FSは正直、あの豪華な音楽を、彼女の地味な滑りでどう表現するか不安でした。そして実際、シーズン序盤は出来ていなかった。地元ヘルシンキ開催の欧州選手権で、彼女なりの強さと華やかさで見せてくれた時は、正直驚き、ファン冥利に尽きるとも思いました。それは、艶やかなラテンのEXナンバーでも同じです。柔らかい女性らしさはあったけど、こういう女らしさもあったんだなぁ、と。

 

SPhttp://www.youtube.com/watch?v=Lenubd62-sA&feature=player_detailpage

FShttp://www.youtube.com/watch?v=n9N76Rj2yEQ&feature=player_detailpage

EXhttp://www.youtube.com/watch?v=xqT1DfR63dA&feature=player_detailpage

 

inserted by FC2 system